ArcaOS 5.0.4、期待の5.1のリリースを後回しにして公開された本バージョンですが、ぱっと見は何も変わっていません。
同封されているfirefoxは、38.8.0のままで、45.9.0ですら色んなサイトに最新のバージョンに上げろって警告されるというのに、こんな化石で何をしろっていうんでしょう。
変更履歴にいっぱいあるNLV関連に期待したのですが、コードページ932,850で使うことや、日本語キーボード配列を使うことも出来ないままです。
これが出来るだけで、実用性が全然違うんですが、本当に残念。
テストしているという、USB3関連のドライバもまだのままです。
じゃあ何が目玉かと言いますと、新しいアップデートシステム。
インストールプロセスの途中で「Update previous ArcaOS installation」を選択すると、従来の環境を残したままでアップデートが行われます。
従来のArcaOSでは、パティションをフォーマットして一からインストールしないといけなかったので、これは凄く便利です。
ただし、アップデート後、アイコンの配列が崩れるので再度並べ替えないといけないのと、新規のユーザーには当面メリットがないのが残念だったりします。
あと、ノートの方もアップデートしてみましたが、タッチパッド等の操作が駄目駄目なのは相変わらずですし、イヤホンを接続してもスピーカーから音が出るのは相変わらずですね。
サウンドドライバの問題は、昨年の9月に報告してから一切のリアクションも無い状態ですし、サスペンド等の電源管理機能の提供はしないと明言されている現状では、最新のノートPCでArcaOSを使うのは無駄としか思えないので、こちらは元のWindowsに戻しちゃうかもしれませんね。
そうそう、忘れていました、最新のWifiドライバは今回も提供されていません。
5.1のリリースは5.0.4のリリース後9ヶ月から12ヶ月の間という予定ですので、その間に大きな動きがあればよいのですが・・・