曲がりシッポの別館

冴えないおやじのだらだらブログ

Vae Victis 143号 PYRRHUS Imperatorの和訳作成とソロプレーその2

前回に続き、第2ターン(BC278年)夏季を開始。

イベントカードは、ピュロス側は、「ディアドコイからの援助金」を選択。カルタゴは、使えるカードがないのでパス。

Fortunaは、ピュロス陣営なので、先行を選択。ピュロスは2アクションで2エリア移動を行いローマを包囲します。

前ターンのイベントでLocreからローマに移されたBruttian人のユニットが無ければ4ユニットともっと悲惨だったので、Locreを無傷で取れるとイベントをその使うか、もう一方と順を変えるか考えるのもありですね。

ローマのALEAマーカーはローマ市の守備力3と執政官の1の計4個。

ピュロスはピュロス自身の2個を保有します(Fortunaを手放せば追加で1個)。

フェーズ1(射撃)

包囲戦なので被包囲側のローマから射撃を行い2回サイの振り直しで2ヒットを与えます。

一方、射撃値1で可能性が低いピュロス側は、結果を受け入れ0ヒットで終わります。

フェーズ2(近接戦闘)

包囲戦のフェーズ2では、戦術選択は無し。黄色い剣のユニットが全て最前線に投入されます。

ピュロス陣営では1ユニットのみが対象です。

結果はピュロス5ヒット(内1クリティカルヒット)、ローマ0ヒットで、ローマが陥落します。

あとは、シラクサを守り切ればこのターンでピュロスの勝利が確定します。

夏季終了時。

カルタゴは、シラクサ海上封鎖し、CAMARINAで部隊を統合しますが、実はこの行動は意味をなしません・・・

 

冬季。

イベントは、ピュロスは凶悪カード「シチリアはピュロスを招きます。Hubris >
10+ および279年以降」を選択。

どう凶悪かというと。

– ピュロスは、最大1 x 象CU と4 x 歩兵CU、彼の艦隊、および彼の息子の1 人(Alex
ander またはHelenus) と共にSyracuseに配置されます。(訳注:2.2.2.1の制限を参照)
– ピュロスはシチリアから収入を集め、軍隊を指揮し、シチリアギリシア人(Mamertinesではない) を指揮することができます。
シチリアカルタゴのCU は、指揮官と同じようにLilybaeum および/またはMount Er
yx に配置されます。艦隊はカルタゴに配置されています。
・ピュロス艦隊は、3NPを得ます。
このイベントは、Syracuseがポエニ側の場合でもプレイできます。

海上移動もせずにピュロス軍がシチリアにワープしてきます。まあ、これはこのゲームのイベントあるあるですが。

しかも、配置していたカルタゴの部隊が将軍も含めて指定された都市に再配置されてしまうのです。

とはいえ、これはピュロスがシチリアに上陸できた状況を再現しているのでしょうね。

というわけで、先ほどのカルタゴの移動が無駄というのは、ローマが落ちた時点で次のイベントでこれを使うのは見えているわけです。

というわけで、カルタゴ側の部隊はLilybaeumに集めて、シラクサ攻略部隊とします。

で、このままだと海軍ポイントのNPがカルタゴ10、ピュロス7(イベントで+3)と肉薄しているので、前ターンの冬季にLilybaeumに停泊したままだったカルタゴ艦隊がカルタゴに帰っていて、そこで2NP(10BP消費)建造していたとして12NPとしてプレーを続けます。ああ、ぐだぐだだ(滝汗

ピュロス艦隊に襲いかかるカルタゴ艦隊の図。

港に停泊中の艦隊への攻撃は不可能(2.2.7)なのですが、それだとここで勝敗が確定してしまいますので、海戦ルールの確認の為にピュロス側が受けて立ったとしてプレーを続行します(本当は迎撃ルールの適用ケース?)。

カルタゴ艦隊は2アクションで部隊を載せて(1NPで1CUを運べます)運んでいます。

ALEAマーカーはピュロス1枚、カルタゴ2枚です。

海戦も射撃、接舷(近接戦闘)と2つのフェーズにわかれていますが、戦術を選択すると射撃の有無や攻撃の順番等が変わります。

双方、射撃値が低いことからDiekplous(敵陣を突破すること)を選択。
この艦隊は射撃せず、近接攻撃でクリティカルヒットを出すことができま
す。近接攻撃で最初に攻撃します。

双方が最初に攻撃となりますので矛盾しますが、この場合は同時に実行します。

なので、射撃無しの同時近接戦闘となります。

結果は、カルタゴ9ヒット、ピュロス6ヒット。

ピュロス艦隊は壊滅(上の図では1残っているように見えますね(汗

カルタゴ艦隊は6となり、4CUを喪失します。

また、敗者側の艦艇の拿捕ルールがあって、3NPを損害適用をした後に獲得しました。

この後、上陸して包囲戦なのですが、増強されたシラクサを寡兵で落とせるわけはないので洋上に待機としてゲームセットを受け入れます。

実は、包囲戦もプレーしたのですが、カルタゴ軍6戦力中5戦力を射撃で失うという結果だったので、無し。暗黒史だから無しと封印いたしました(滝汗

そんなこんなでピュロスの勝利が本当の勝利に(ぉ

この結果、ポエニ戦争は起こらないという歴史改編。

こんどは、シチリアを巡るカルタゴとピュロス=ギリシャ勢力との戦争になるのか、どんな歴史があったのでしょうね。

歴史シミュレーションゲームの面白いところですね。

まあ、第1ターンにローマが兵力温存でいっていれば、こんな展開にはならないので、サムニウム人とエトルリア人という目の上のたんこぶには目をつぶらないといけないのかもしれませんね。

nagunaguさんが訳してくれたフランスの掲示板のAARでも此奴らに酷い目にあった事を書いておられますので、初プレーだとやりがちなプレーなのかな?

まあ、私みたいに増援の手順が頭に入っていなくてってのは論外ですがw

さて、私の世界の時間軸では起こらないことになったポエニ戦争(ボンサイゲームズ)。

TwitterのTLでは、弾着の報告が続いており、ゲームマーケットで入手できなかった私としては悔しい思いをしていましたが、漸く到着。

まあ、何が言いたいかと言えば、ルールブックがかなりましに成った和訳があるからピュロスの戦いもお願いしますねということで(i-OGMで在庫切れですが、VVにはあるみたいですし)。

今朝、ルールブックとカードを更新しましたが、明日くらいにもう一度更新すると思うので許してくださいね。