日本の古代における最大の内戦と言われる壬申の乱をテーマとする表題のゲームをソロプレーしてみました。
と、先ずは、追加ルールの整理。

コマンドマガジンのサイトでFAQを検索すると上記の追加ルールが出てきます。
しかし、ウォーゲーム日本史のサイトにあったFAQ原文はこちら。

コマンドマガジンのサイトにあるのは、6.3 強行軍の元のルールを削除して、新たなルールのみとしてしまっています。
でも、元のウォーゲーム日本史の方も追加とはいえ、強行軍と違いここに入れるのって内容なんですよね。
で、これらの元がコマンドマガジン誌のウォーゲーム日本史出張所の記事なんですよね。

8.5追加ルールとしてこれを採用してプレーすることにします。
因みに、上記筆者様も、これは選択ルールではなく基本ルールとしてプレーすることを奨めておられます(Xで疑問を呈したらコメントを頂きました)。じゃないと、倭京で必勝法に近い展開になり大海人軍が大変不利なゲームバランスになってしまうのです(汗

ゲーム開始時。
箸墓の大伴吹負(おおとものふけい)が、倭京に行軍し高坂王(たかさかのおおきみ)が大海人側に寝返ります。
それに対して、大友軍は、難波から壱岐韓国(いきのからくに)が2度の行軍で倭京に攻め込みます。

ここで、通常は、軍勢を率いた壱岐軍が勝って倭京の奪還となるのですが、今回、壱岐の軍勢駒が0戦力だった(戦闘まで裏の戦力の確認は駒陣営のプレイヤーも出来ません)ので問題なかったですね(滝汗
カードのイベントを発動するには倭京に自軍指揮官を置いておかないといけないというルールがあるのですが、上記の展開だと手札にする間も無く奪還され、以後、不利な状況に大海人軍が陥るというわけで、壬申の乱は大海人皇子が入念に計画したクーデターという本ゲームのデザインの前提が覆ってしまいます。
じゃあ、1ターンだけカードを手札状態で最初から使えるようにしちゃいましょうっていうのが、上記の追加ルールなんですよね。
で、今回のプレーは戦闘開始前に手札を使って地方豪族の軍勢を2個動員しています。
指揮官は1戦闘力を有しますが、何人いても戦闘時の戦力は1として計算されます。
なので、大友軍1,大海人軍7の1:7戦闘力の差が3倍を超えますので大海人軍の「完勝」で壱岐韓国は退却では無く除去されます。

今回の手番マーカー。左が大友、右が大海人。裏返した状態から上から順に1フェイズという感じで表にして3フェイズ行います(行軍、動員は絶対に入れないと駄目です)。
フェイズ毎の先行は左上の数値の低い順です。
なので、大海人軍が行軍を置けば絶対に先行プレイヤーとなるわけです。
というわけで、大友軍は動員を行いますが、既に札を使っている大海人軍は何も行わずにこのターンを終了します。
あ、便宜上ターンと称します。
毎ターン、カード1枚使用で9枚の全9ターンとなります。

第2ターン、双方行軍と動員。
大海人軍はイベントで、指揮官を行軍させた積植山口に地方豪族を1個送り込みます。
積植山口は動員可能エリアじゃないのでイベント様々です。
大友軍は、箸墓(指揮官だけなら2エリア移動可)と鳥籠山に移動。

第3ターン。
大海人軍が箸墓を奪うも、大友皇子自らの軍に負けて退却。

大海人軍はイベントカードで吉備の当摩広島(たいまのひろしま)を寝返らせます(裏切りの可能性のある指揮官の名前は赤で書かれています)。
大友側は寝返る可能性のある指揮官を粛正出来る(というか、大友側にしか裏切る指揮官はいません)のですが、動員可能な重要スペースの吉備にいる当摩広島は、常に警戒して、粛正を考えておかないと駄目でしたorz
最後は双方動員で終了。
第4ターン。

大海人軍、倭京から大友軍を叩きたいのですが、倭京を空けるとイベントを使えないので、不破から兵を出し鳥籠山で戦闘に勝利します。大友軍は、駒を1個犠牲にして退却を無効にするか悩みますが退却を選択します。
大友軍、難波に巨勢人(こせのひと)を単独で送ります。
大海人軍、イベントで全ての動員エリアで動員。
後、双方動員で終了。
この時点で、動員可能エリアを大海人軍4エリア、大友軍2エリア支配しています。
大友軍は1エリアを2と計算するので、双方4で同点。同点の場合は大友軍が辛勝となります。
残り5ターンなので、大海人軍は更なるエリアの獲得か、大友皇子の除去を狙わないといけません。
第5ターン。
大海人軍は動員だったので、行軍の大友軍が先手番となります。

今回、何故行軍じゃないのか訝しみますが、鳥籠山に行軍し戦闘。
が、率いた軍勢駒を裏返すと0! 3:4で防御側勝利となり退却。
大友軍、大友皇子の軍に合流させようと大津から菟道に行軍。

大海人軍はイベントで桑名の大海人皇子軍が2回移動し箸墓の大友軍を叩きます。
敗れた大友皇子の軍は、菟道に退却します。

大海人軍、積植山口から小子部鉏鉤(ちいさこべのさいち)の軍を箸墓に移動させます。
大友軍、動員も残りの朝廷軍駒が残って折らず動員出来ません。
第6ターン。


大海人軍は難波、大友軍は不破に行軍します。

難波、退却出来ない巨勢人の軍は除去されます。
不破に対する関超えの攻撃は、地形効果で2個までなので3、防御側も3と同点なので、防御側勝利となり、中臣金(なかとみのかね)の軍勢は後退します。
もう、大友軍が動員出来る駒はなく、地方豪族駒を動員できる不破も取れずで、後は大津が落ちるのを待つだけだと勝利判定を待たずに大海人皇子の勝利ということで投了しました。
今回、倭京に動員した駒が二つとも3と最高の戦力で、大友側の倭京奪還の目を早々に潰せたというのも大海人皇子の有利に展開した大きな一因だったと思います。そうでなければ、追加ルールを使ってもここまで楽にはならなかったのではないでしょうか。
あと、大友軍に0戦力の駒が出て、大海人軍には一度も出なかったのも大きいです。
朝廷軍より地方豪族の駒の方が多く、0の駒は双方2個というわけで、地方豪族の駒を動員できるエリアを多く支配していた大海人軍の有利に働くというゲームの設定もあるのでしょうね。
で、ちょっと考えた大友軍1ターンの手番マーカー、動員、札/動員、行軍で、今回寝返りされてしまった吉備の当摩広島に動員、2個地方豪族駒を率いて山前に移動させます。
2ターンの開始時に大海人軍が行軍でも軍勢を率いてでは箸墓、指揮官単独なら菟道までしか行けません。菟道まで来なければ大友軍は指揮官のみを山前まで移動させて、裏切れない状態にして地方豪族駒を2個獲得できる寸法です。
吉備へのルートは一方通行で当摩広島が率いる事が出来る駒は2個が上限、勝利条件的に吉備は欲しい所ですが、裏切られたら、吉備を奪還することは不可能なので、思い切ってこういう手もありかなと夢想しました。
このゲームに慣れた方なら、何を今更という手でしょうが、どうなるのかな?
対戦が楽しそうなこのゲームですが、ソロでもそれなりに面白かったです。あと、ルールブックが3ページ程度っていうのも敷居が低くてよいですね。
今まで、ゲームバランスに難で追加ルールがいるみたいって敬遠していましたが、良い追加ルールの提案があって蘇っていますので機会があればプレーしてみてはいかがでしょうか?


到着。奥にある駐車場と建物の裏にあります。ここ、バイクの駐輪場は無いみたいでした。右側の建物が屋根付きの自転車置き場なんですけどね・・・




































































































































