先日購入した、「Warriors of God(MMP)」は、Gjの「英仏百年戦争1337-1453~血戦ジャンヌダルク~」のライセンス版で、チャールズロバーツ賞受賞作品です。
オリジナルは百年戦争のシナリオのみですが、MMP版には、1135年から1258年までの戦いをプレーする「冬のライオン」シナリオが付いてきます。
細かい違いは、書き逃げ旅団さんの「Warriors of God (MMP) 「GJ版との違い」」をご覧下さい(プレーしている途中で拝見して、随分違うと驚きました)。
さて、このゲーム、残念なことに和訳ルールブックが公開されていません。そういう理由で買っていなかったのですが、今の私には、googleとDeepLという翻訳サイトがある。それと太平記システム、Gjの付録ゲームということでルールブックは少なめだろうと公開されている英語ルールブックを見ると何とかいけそうと購入に踏み切りました。
ただ、和訳をさせ始めると(他力本願w)An Attrition Of Soulsの時と違って、googleでの翻訳がめちゃくちゃ、DeepLのは一応日本語になっているのでそれをメインにしますが、DeepLは行が重複したり、まるごとすっ飛ばすことがあるので要注意なんですよね。対策としては、短めの英文を読ませて、チェックすることなんですが・・・
で、出来た和訳をざっと読み直すと、結構意味不明な部分が多いので赤ペン先生状態で数十カ所訂正。まあ、一番多いは単語のブレですが。
それを元に添削プレーとなりましたが、今度は、オリジナルの英語ルールブックが曖昧な事が判明。「A Victory Lost(これもGjのライセンスで、チャールズロバーツ賞受賞作品)」がルールの明確化がされていて、ライセンスされたMMP版のルールブックは大丈夫なんて勝手に思っていたので大ショックでした。
でも、海外でも人気のあるゲームなので(流石は受賞作品)BGGにかなりの情報が集まっていました。特にこのFAQ for WoG (un-official)は、参考にすべきでしょう。あと、4個ある砲手をどちらがどれだけ持てるのかといった部分は答えが見当たらないので、今回は各陣営が最大2個までと解釈しています。ブランクカウンターが1個あるので最大3個にしたらってハウスルールの提案がフォーラムにあります。
それと、傭兵とCharles de Navarraの配置で気がつくと思いますが、マップのエリアNavarreと紋章が違います。マップの紋章が間違いと思います。あと、紋章が反転しているリーダーもありますので気を付けて下さい。
1ターン終了時。
増援にEdward of Woodstockこと、エドワード黒太子が登場。序盤の主役とも言えるリーダーです。
2ターン終了時。一気にパリ攻略を企むが失敗。実は、支配エリア(丸い紋章マーカーのあるエリア)では籠城が可能でエリア値+3で、これに双方の戦闘指揮官ブレイブリーレーティング(Bravery Rating)の差(攻 -、守 +)と砲手の戦闘値を引いた数(包囲数)より大きな目を出さないと失敗なので、パリはエリア値3でこれに3プラス、ブレイブリーレーティングが同じなので計6と現時点では成功するわけがなかったので、単純なミスプレーですねえ。まあ、こんな風にエリア値の高いエリアを支配されてしまうと武力での奪還が難しくなるので、砲手の存在が重要になります。毎ターン死亡(寿命)判定があるのでリーダーが死んでもぬけの殻になったのを狙うって事もありえますが。(追記)敵のリーダー数より二人多くエリアに侵攻させることにより可能となる敵のコントロールマーカー(紋章マーカー)の排除により、籠城できなくするって手もあります。
5ターン終了時。フィリップ6世、エドワード黒太子退場。リチャード2世、シャルル6世が王になります。
先のターンで奪われたピカルディを奪還しようとリチャード2世が大陸に上陸しますが失敗。這々の体で逃げ帰っています。
相手のブレイブリーレーティング(ユニット左下)が異常に高い(4)ので調べたら、ベルトラン・デュ・ゲクラン(画像右)という戦争初期にフランスの劣勢を挽回した名将でした。上に貼っている黒太子で3です。ちなみにゲーム最悪のシャルル6世は、1-1(バトルレーティング)と精神障害で政務を行えなかったのに42年も治世がつづいたという狂気王。ランク(星)が3で、多分身分を示しているのでしょう、シャルル6世も3でこれが多いリーダーが戦闘指揮官となるため本当に使えないのですよ・・・
さて、本当は最後まで、最低ジャンヌダルクが登場するまではプレーしたかったのですが、リーダーのホームエリアに配置する時にはその星の数と同数の歩兵がついてくるってルールを途中から間違えてエリア値と同数にしていたことに気がついて、ここでプレーを投了しました。
6ターン終了時で、イングランドが13VPまで伸ばしましたが、実際はどうだったのか?
次にプレーする時は、事前に主要なリーダーの人名一覧を作ってからにした方が絶対に面白いと思うのでちょっとずつ作っておきたいところです。
和訳ルールブックの公開は、Mustattackの日記でする予定です。でも、ゲーム本体を購入するにしても日本ではクロノにあったのは私が買ったのが最後だったみたいで、在庫復活するのかなあ。
さあ、今日はボンサイゲームズの日清、上海の各ゲームが到着予定で、更に未消化のゲームが積み上がります(滝汗
あと、昨年、寝台列車で行った、ゲームマーケットは今年は行きませんが、今週末の土日に開催予定で、今回も土曜にウォーゲーム関連のサークルが集まっているそうですよ。
東京近郊の方は、コロナも下火ですし、気分転換に覗いてみてはいかがでしょうか。