曲がりシッポの別館

冴えないおやじのだらだらブログ

OS/2ユーザーは、青ライオンの夢を見るのか

 先日行われたWarpstockで、Arca Noaeから新しいOS/2ディストリビューションの開発とその開発コードBlue Lionが発表されました(OS/2 Warp News and Rumors)。
OS/2の)世間一般では、10月公開予定とされていたeComStation2.2GAの公開発表があるかと期待されていたわけですが、そちらは無しの礫で、逆にそういう胡散臭い現状に怒った有志が立ち上げたArca Noaeからの新しい選択肢の提案でした。
 発表では既にIBMとのOS/2再販売の許可契約は済んでいるようで、来年の第3四半期の公開を目標にしているそうです。
OS/2 Warp 4.52 (MCP2)ベースのSMP kernelに新しいインストーラー、ドライバとWPS拡張をしたものをeComStationよりは安価に提供しようとするものらしいです。
OS/2カーネル改変は出来ないものの、パッチ当ては可能らしいので最新のOS/2の公開とは言えるようですね。
ただ、ファイルシステムはJFSとHPFSだけなんでしょうか? 386HPFS?
eComStationでは、ブータブルJFSが提供され大容量ハードディスク時代にはありがたかったわけですが。
ただ、JFSというかLVM(ロジカル・ボリューム・マネージャー)を使ったシステムでは、FAT32.IFSが使えずWindows等とのUSBメモリの共有が出来ない問題があります(解決法はあるようですが面倒)。
私は、128MBの古いUSBメモリWindows7でFATフォーマットして使っていますが、ここらも問題なく使える新しいドライバを提供して欲しいところですね。
公開まで1年近くありますが、現行のSoftware Subscription Servicesは、過去1年半以上1本のドライバ及び修正すら公開せず実質詐欺商法状態ですので、Arca NoaeからOS/2 & eCS drivers and software packageを購入する方が応援にもなっていいかもしれませんね。
OS/2 Warp News and Rumorsでは、「Note that eComstation has been effectively dead since December 2013, despite some vague promises earlier this year that 2.2 would finally be released this month.」と書かれていますが、自分はあの時eComStation2.2ベータ版の公開を開発再開と勘違いして買った口でして、正にだぼはぜ(滝汗
 あとは、日本語版を含めたDBCS圏のサポートがあるかどうかですが、インストーラーとSBCSしかサポートしていないACPIドライバがネックでしょうが、どうにか乗り越えて欲しいところ。
日本語版出します詐欺(?)等で反感を買ったeComStationと違い、日本語版が出れば買ってやってもいいって旧OS/2ユーザーも多いとは思うのですが・・・
 OS/2eComStationの現状(及びこれからのニュース)を知るには、「素晴らしきかなOS/2」を見るのが手っ取り早いかと思います。自分も記憶があやふやになっている事も多々ですよ(汗