曲がりシッポの別館

冴えないおやじのだらだらブログ

ArcaOS 5.0.7をVirtual Boxにインストールしました

9月のWarpstock 2021でsoonっと謳っていたArcaOS 5.0.7ですが漸くリリースされました。4年?くらい遅れることになる5.1は来年出るのでしょうか?

と、危うく日記が終わってしまうところでした(汗

たしか5.0.4から既存の環境を残したままバージョンアップが出来るようになったのでわざわざ再インストールをする必要は無いのですが、実は今使っている仮想環境はSMPに出来ないのですよね。

これは、インストール先のシステムにヴァーチャルマシーンを選択したせいなのだと思います。

今回は、Modern Hardware (ACPI compatible)を選択したところ上手くいきました。

ArcaNoaeにOracle VM VirtualBoxというページが公開されていますので、これを参考にすれば良いのですが、まず、サウンドカードにサウンドブラスターを選んではいけません。

これを選ぶとFirefoxmplayerを使ってのマルチメディア再生が結構駄目駄目で、20世紀のおんぼろOS死ねとか思うこと間違いなし(おひ

いや、Uniaud対応のサウンドカードなら選択を替えても自動で対応してくれるのですが、サウンドブラスター16を選んじゃうとカードの変更ができなくて詰みます。

minstallでPM画面が出てそこで0を選んでアンインストールっていうのはできません。この件、OS2World.comのフォーラムでこの2年以内に質問があったはずですが、興味がなくて読んでいないんですよね・・・

で、結局、再インストールしたのでした。

あと、私の環境ではストレージの選択はIDEのままにしておかないとインストール出来ませんでした。実機でSATA接続のハードディスクを使っていたので、実際問題無いはずなんでしょうけど、駄目だった時に思い出して下さい。

今更ながらインストールプロセスで間違えちゃいけないところ。

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Customを選択します。これを選ばないと日本語フォントをインストールできないので、kshellで日本語表示出来なかったりと日本人ユーザーが無理矢理日本語仕様の環境を作ろうとすると死にます。

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ここで日本語フォントを追加してやります。あと、guest additionsが一緒にインストールされるようになりましたので、その選択画面もあります(標準でオンになっている?実機だとオフにしないと駄目なのか、自動で判断するなんてできないと思いますが)。

折角のguest additions、共有フォルダ機能だけが上手く動いてくれません。

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いつからの変更か知りませんが、Localeで日本を選ぶとコードページが850,932になるのでこちらを選択。以前のようにアメリカを選んで850,932にするってのは出来なくなっていました。

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らじるは、サウンドサウンドブラスター以外を選択しておけば、Mplayerで再生できますが、何故かFirefox45.9ではできませんでした。これは、ラジコも同様。

で、以前から使っている別の環境では今でも再生出来るのでちょっと原因が分かりません。

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ワイドスクリーンにするには、

vboxmanage setextradata "ArcaOS 5.0.7" "CustomVideoMode1" "1440x900x32"

こういう風に指定してから、起動して通常の画面選択で追加された1440x900を選んで再起動すれば反映されます。

この件に関しては、私がOS2.jpで質問をして、あちゃいんさんに教えてもらったフォーラムがありますので、気になる方はご覧下さい。

SMP対応っていうことで新規にインストールしましたが、FIrefoxを使うと快適さが段違いですね。

WnnIM for OS/2のインストールとかやらないと行けないことが一杯残っていますが、多分こんどこそ最後の5.0x系になる5.0.7の初体験レポートはこれくらいで。

[ 5.0.6からの変更点 ]

- Updated ACPI to 3.23.16.
- Updated kernel files 14.203 SMP, 14.201 W4, 14.104c SMP debug.
- Updated AHCI to 2.08.
- Updated JFS to 1.9.9.
- Updsted FAT32 to 5.0.4.
- Updated pcidevs.txt to 2021.07.20.
- Updated ANPM to 1.0.7, eCoRT to 2020-10-16, Archive Tool to 1.04.0, DVD Tools to 1.08.
- Updated MultiMac.
- Updated Uniaud to 3.01.03.
- Added NVME 1.01.
- Added MMJME 1.1.1.
- Updated Panorama to 1.17.
- Updated ANXWP to 1.0.14.
- Updated OS2LDR/OS2LDR.BIN/HD4DISK.ADD to v1.24.
- Updated OS2DUMP to v2.24.
- Updated USB to 12.10.
- Updated testlog.exe to 3.46.
- Updated Samba client to 4.11.6 LTS.
- Updated YUM/RPM bootstrap to 2021-10-23 and on-disc repo content.
- Updated ASwitch to 1.0.
- Updated TIMESET timezone info to 2021-H1.
- (Installer) Update timezone info to 2021-H1.
- (Installer) Updated MemDisk to 2021.08.12.
- (Installer) Updated preboot verbose boot option for Alt-F2 functionality.
- (Updater) Added USBMOS drivers to updater.
- (Updater) Various fixes to improve experience and reduce after-update tasks.
- (Updater) Prevent WPI packages from being backleveled.