曲がりシッポの別館

冴えないおやじのだらだらブログ

Vae Victis 162号 BasileusⅡを購入

これフランスのゲーム雑誌で、初購入です。

付録ゲームのルール、ヒストリカルノート、デザイナーズノートまで訳していただいたので、値段(3000円しない)も安いって事で購入。i-OGMじゃBook扱いなのに3000円以下ということで送料が発生してしまい、一緒に買うゲームがないかと思案している内に日が経って、売れちゃうんじゃ無いかと心配したりしていました(汗。

これは二つの記事の最初のページだけをくっつけた画像ですが、ミニチュアを使ったウォーゲームの記事が4本もあってびっくり。

MMPのサード・ウィンターの記事やASLのシナリオなど一般のウォーゲーム関連の記事も充実していて、フランス語じゃなきゃもっと買われるだろうにと残念に思ったり。

ちなみに、ゲームのルールブックは英語版がサイトからダウンロードできます。

さて今回のBasileusⅡは、A la Charge!シリーズの6作目にあたるそうで、テーマは10-11世紀のビザンツ軍。

ぱっと見は戦術級ぽいですが、ユニットの向きは無く、ZOCありの作戦級(そういう定義に自信がないけど)。部隊スケール、ヘクスの距離や1ターン扱う時間等は書かれていません。弓兵や弓騎兵もいますがLOSの概念もなく、戦闘も出来る砲兵みたいなものかも(ぇ。 

ああ、ビザンツやラテンの騎兵の突撃ルールはあって、これは戦術級ぽいですね。

シナリオ1-ANDRASSOS, 960年11月8日

初期配置。ビザンツのレオン・フォカスの軍が、行軍中のハムダーン軍を奇襲して打ち破ったAndrassosの戦いということで、左右のビザンツ軍が奇襲をかけるという構図。

ターン表やマーカーが無くて自作しましたが、BGGにアップロードされているのを教えて頂いて、そちらはモラル表もあるので私もそちらを使うことに。

ただ、モラル表のマーカーがキリスト教イスラム教までは違いが分かるけどその中のどこの陣営用かがよく分からない(汗

1ターン終了時。上側左右の部隊が指揮官を乗せているので大事に取っておいてしまって激しく後悔。

ミニゲーム待ち伏せシナリオなんだから最初の一撃が重要。部隊を遊ばせておく余裕なんてないのに、何年ウォーゲーマーやっているんだよ自分orz

2ターン終了時。頭を抑えられていないから、荷車ユニットが画面下の盤外に逃げようとするのを防げないし、部隊も減って完全に待ち伏せ失敗の図。

史実じゃビザンツ側の大勝利だったのに、早々に投了。

シナリオ2オロンテス川の渡渉点 994年9月15日

第1ターン終了時。

このゲーム、シナリオは5つあってA4サイズのマップが表裏に3種類印刷されているので、最初のシナリオみたいに山地を丘としてプレーするという風に使い回しているシナリオもあります。

で、青丸がある部分が渡渉点。

このシナリオは双方が相手に与えた損害(モラルで決まらなければ損害の少ない方)によって勝敗を決するというものですが、勝利条件のせいで積極的に攻めるか微妙な雰囲気が流れたり。

ただし、セットアップ時にビザンツ軍の一部の部隊は既に川を渡っているのですが後続部隊が来るまで時間がかかるってのが双方に攻撃を強いる形になっていくのかなとプレーしながら思いました。

6ターン終了。軍指揮レベルが勝利条件に達したので史実通りアラブ側の勝利で終了。

画面上、ビザンツ軍左翼では渡渉点を巡っての消耗戦みたいになってしまいました。

写真左のがBGGから落とした表。ターンマーカーだけは折角なので自作の物を使用しています。

シナリオ3 AZAZ, 1030年8月10日

これもビザンツが敗北したシナリオ(汗

これは配置しただけ。ここまで3つのシナリオはアラブ相手ですが、残りは、

シナリオ4-MANZIKERT, 1071年8月26日 ビザンツ対セルジューク

シナリオ5- ZOMPOS橋の戦い、1074年 ビザンツ対ラテン

となっています。

ヒストリカルノートも訳されているので、知らない戦いばかりでも興味を持てて良い感じでプレーできました。

和訳の提供ありがとうございます。

さて、今回はこのゲーム以外にも届いているので、越さないといけない山が増えているのですよ・・・