曲がりシッポの別館

冴えないおやじのだらだらブログ

木星、初観測

 木星観測のシーズンが到来して随分経ちますが、いままで、ベランダ上の庇が邪魔になって木星を捉えることが出来ませんでした。
で、 VMC110L。こいつは軽量じゃないですか、ちょっとポルタのバランスを崩してベランダの手すり側に傾けたら見られるんじゃないかと、三脚の脚一本だけ伸ばして傾けたら、木星が観られました。
衛星が一列に並んだ木星土星とは違った趣で、もしかすると土星の時より興奮したかも。
最初、模様が見えないなと残念に思ったのですが、目が慣れたら2本ぼんやりと見えました。
手元に VMC110Lで110倍程度になるアイピースが無いのが残念。高倍率用の3.2mmと6.3mmはありますが、前者は過剰倍率だし、6.3mmはa80mfのおまけで視界が凄く狭いんですよね。
ところで、倍率が上がるとおまけの正立天頂プリズムだと微妙に見難くなるようで、途中から外してフリップミラーで切り替えて観ていました。
あと、いくら軽い鏡筒とはいえ、傾けてだとポルタの微動が空回りするので、操作性は凄く落ちました。
 他には、オリオン大星雲も見ましたが、これは集光力不足で本当に薄ぼんやりと翼みたいな部分が見えるだけ、まあBKP130でも、もう少しだけはっきり見えるだけですので、都市部の空じゃ仕方が無いのかもしれませんが。
BKP130でのベランダ観望じゃ苦手な西側に沈む金星と水星も、 VMC110Lで観ましたし、稼働率が高く今のところ大活躍です。