曲がりシッポの別館

冴えないおやじのだらだらブログ

Webカメラを改造してみました

 コリメート撮影が面倒で、カメラも結構な値段ということで、手元にあったWebカメラを改造してみました。
3年位前に買ったロジクールのHD Webcam C270。これって、天文用に改造する方の多い機種のようでたまたまですが、買っておいてよかった。

レンズを外して、LEDランプに目隠しをしたら終了。実質5分位の作業です。
 問題は、望遠鏡のスリーブ径に合う31.7mmの筒。
カメラのフィルムケースがあると簡単みたいですが、今はデジタルカメラ全盛期で昔の様に手に入れるのは困難。
高校時代の友達に写真部にいた奴が居たんですが、今じゃ年賀状だけの付き合いだし(大汗
お金を出せば天文関係のパーツで色々と代用品があるのですが、それじゃつまらないと、100均をうろついて見つけたのがこれ。
500円硬貨用コインケース。

実際には直径がちょっと小さいのと、中に竹の節みたいなのがあって邪魔。
でも、節のギリギリで切断すれば節の部分を削る必要はありません。
あと小さいのは(真ん中で開く形状なので)補強用にビニールテープを巻く必要があるので結局小さい方がありがたかったです。

それと、カメラとの固定にもテープを付けるとその分も厚みになるのでテープを巻くときにはちょっと注意が必要です。
 さて、折角作った改造Webカメラですが、これが結構使いにくい。
兎に角ピントを合わせるのが大変。
月だと倍率が高すぎて月の一部が暗く映る程度でわざわざ使う必要もないです。
あと、実際は対象を捉えていてもピントが合わないとPC側に映ってくれません。アイピースのときみたいにピンボケの惑星が映っているのを手がかりにピントを合わせていくっていう融通が利かなくてイライラします。

今朝、土星を捉えた映像(VMC110L+ポルタⅡ)ですが、経緯台では、土星を捉えてもゲイン等のソフト側の設定をやっている暇がありません。
あと、コリメートより画像が汚いですね。
動画も撮っておいたので、REGISTAXを試しましたが、まともな映像が無いのか、それとも使い方を間違っているのか画質の向上は見られませんでした。
手元のノートPCだと中画質(640x480)以上にするとキャプチャする時にフリーズする確率が非常に高かったです。レノボ製の低価格帯ノートとはいえ、去年買った奴なんですがね・・・
 ブログに貼る程度の画像を気楽に取れたらって思ったのですが、もっとまともな画像を撮るには、まだまだ道は険しい様で、色々と楽しかったのですが、惑星や星雲星団を直に眺めている時間を潰してまでやることじゃないという気持ちの方が強いですね。