曲がりシッポの別館

冴えないおやじのだらだらブログ

An Attrition of Souls、BGGのハウスルールを試してみました

お手軽第一次世界大戦キャンペーンゲームのAn Attrition of Souls(Commpass Games)ですが、序盤にゲームの大局が決まりがちなイメージがあります。

対戦して頂いた時もそういう流れでシミュレーションとしてどうなのと残念な結果になったので、ハウスルールを試してみましたが散々な結果に。

で、本来なら自作ハウスルール以前に、BGGのフォーラムで公開されているハウスルールを試した方が良かったのですが、まあ、ちょっと意地になっちゃって(汗

で、今回試してみました(フォーラムの2/14投稿分)。

正規ルールは、基本ルールにマリガンと塹壕の選択ルールを足したお手軽セット。

これに、ハウスルールの「領域支配の変更には敵タイル除去分のヒット数に領域支配を変更する+1のヒットが必要」としてプレーします。

まあ、自動で塹壕ルールがプラスされているような状態で塹壕タイルがあるだけで結構固い防御に泣くこともある本ゲームでは締まった展開で第一次世界大戦ぽくなりそうです。

イメージとしては、部隊が壊滅して緊急動員している感じになるのでしょうかね。

あと、メキシコの部隊数を半分(歩兵2タイル)にしています。

1916年春ターン開始時。この時までは、ハウスルールが無くても安定した流れ。

中央同盟国は、西部戦線塹壕戦、他は主にロシアに攻勢をかけてロシア革命を相手側に選択させるように追い込む(このゲームでは協商国側プレーヤーがロシアのIPポイントを奪われるのを避けるためにロシア革命を任意に選択できるようになっています)。

と言った途端に1916春ターン終了時、レバノンのトルコ部隊が消滅しています。

ハウスルールを選択していないとイギリス軍がアルメニアまで前進して占領しているところですが、今回は大丈夫w

1917年春中央同盟のターン終了。

ブルガリアがサロニカ=ギリシアに攻め入っています。

キエフセルビアで協商国タイル無し。
実は、キエフは、これで3ターン連続(^_^;
今回採用したハウスルールでなかったら、既にロシア革命が起こり、中央同盟の勝利に傾いていたでしょう。
協商国はマリガン(計2回タイルの引き直しをできる)を使い果たしているので、セルビアタイルを引けるのか?

1917春ターン終了。セルビアタイルは1枚ゲットできました。
サロニカ=ギリシャブルガリアが攻め込んでいる為、セルビアに増援を遅れません。
あとアメリカが参戦しました。

写真はありませんが、1917年秋に再びタイル無しになったセルビアはタイルを引けず、降伏することになります(セルビア展開部隊をレール移動で首都に戻してからの戦闘後前進ルール(正規ルール)での支配変更)。

キエフコーカサスにほとんどタイルが無いロシアを守り切れそうも無いのでロシア革命を考えますが、喪失IPを考えるとまだ時期尚早とじっと我慢です。

1918年秋の中央同盟のターン終了。

中央同盟国は、セルビア降伏で余った戦力でロシア方面で部隊を増強し、攻勢をかけますが、又してもハウスルールに助けられます。

今回戦闘で戦闘後前進に成功したのはレバノンとサロニカ=ギリシア(盤上では支配マーカーの変更を忘れています)だけでした。
結果、協商国のターンを待たずにIP13対11で協商国の勝利で終わりました(^_^)

ハウスルールで、メキシコの部隊数を制限しましたが、米軍を極力一カ所に集めるようにしておけば、どこからでもレール移動&リザーブボックス経由でワシントンに戻ってそこからメキシコ戦を行えるわけですので、そこまで神経質にならなくてもいいかなと。レール移動の枠が使われちゃいますが、協商国側は、そこまで神経質な展開にはなりにくいんじゃないかな。

あと、メキシコ部隊を引かなくてよい分、他の中央同盟国のタイルを引きやすくなるので部隊運用が楽になる可能性があるのもちょっと問題かなと思いました。

カードや将軍など他のオプションルールを使うとゲームが安定するという書き込みがありますが、マリガンと塹壕というお手軽選択ルールで手軽にプレーする時にはこのハウスルールはありかもしれません。

まあ、キエフがあれだけ落ちないのは私のサイコロ運が悪すぎるせいとも言えますけどね・・・

An Attrition of Souls、既に流通在庫だけになっているようですが、日本ではまだi-OGMに在庫があるようです。

他にも魅力的なお手軽第一次世界大戦キャンペーンゲームが出てきていますので、お薦めとはいきませんが、コレクターの方なら是非お買い求め下さい(滝汗